『トラウマセラピー体験談』 20代 女性
私には 心の奥底にずっとしまっていた
思い出したくない 思い出がありました…
それは
幼い頃の母親との関係です
大人になった今 その頃のことを
聞きたくても 話し合いたくても
その母親は 今は もういません…
母親との関係は
楽しかったり 愛されていた思い出がなく
お手伝いをしたくても 怒鳴られ
話しかければ 同じように怒鳴られ…
外に出されたことも ありました
特に 辛かったことは
母親に 何度も「一緒に死んでくれ」と
頼まれたことです
私は そのたびに何も答えられず
ただ 立ちすくんでいました
最終的に 首を絞められたこともありました
その時も なにも抵抗できず
黙って 母親の事を見ることしかできませんでした
その後 すぐに母親は「ごめんね」と言って手を放しました
この出来事は 母親に
「お父さんには言っては駄目」と
口止めされていたので 父親には今も言ってません
なので
私の思い出は ずっと思い出したくないままで
正直
これからも ずっとしまっておけばいいと思ってました
しかし
天使の癒しさんに 出会ってから
少しずつ 気持ちが変わっていきました
心の 奥底にずっとしまっていた
心の傷に 向き合う勇気を出して
セラピーを受けました




幼い頃の私は とても寂しそうな 顔をして
一人で 遊んでいました
母親の様子をみながら 近寄ったり 話しかけたり
もっと甘えたいのに 甘えられなかったり…
相手にしてほしいのに 上手く気持ちが伝わらず
邪魔扱いされていたり…
そんな 幼い頃の自分から
とても 悲しい思いが伝わってきて
私は 幼い頃の自分を抱き締めました
こんなに 悲しい気持ちだったんだ…
こんなに 淋しかったんだ…
こんなに 辛かったんだ…
幼い頃の自分は とても安心した様子で
私も 安心しました




そういえば
今年の春くらいから じんましんが出るようになってました
引っ越しと仕事の忙しさが重なって出てきたかと思ってました
最初はほぼ毎日出て薬を飲まずにはいられなくて
出るときは仕事が忙しくて疲れがたまってる時や
気持ちに余裕がない時にも
嫌な夢をみて朝起きると出てたりも
薬を飲めば出ないけど
できれば薬にたよらず治したくて悩んでました
セッション後は
ほとんど出なくなって 出たとしても全身出るってことはなく
一カ所二カ所くらいで終わっちゃいます
薬もほとんど飲んでません
じんましんが出るストレスから解消されました

セッション後 気付いた事があります
辛かったり苦しかった出来事に
私自身が ちゃんと向き合わないといけないこと
逃げてるだけじゃ 自分自身を誤魔化すだけだと気付きました
前は
どうせなら あの時首を絞めてくれてたら良かったのにと
度々思うことがありました
でも
最近は 思う事はなくなりました
これも 自分の過去とちゃんと向き合えたからだと思います

これからは もっと自分を大切にしようと思いました

ありがとうございました




















彼女が初めてセッションを受けられたのが
約3年前
ヒプノセラピーで 記憶の扉を開けていったとき
忘れていた 過去の記憶と感情が甦ってきました
忘れていた お母さんとの記憶
消したかった お母さんとの記憶と感情…
その後
感覚を素に戻すセッションや
戻った記憶や思いの カウンセリングをしました
過去を受け入れ 向き合う準備に 時間も必要でした
そして
『インナーチャイルドセラピー』を 受けていただきました
自分自身に向合い続けるのが
苦しかったり 逃げ出したかったりしたと思いますが
向き合わないでいる事の方が 余程苦しい事に
気付きました
その後 彼女は 初めてお父さんに
お母さんの事を 聞けたそうです
過去の出来事で制限した自分を
自分の意志で越える為に
制限したのも自分
制限を解かして越えられるのも自分
越える事が 苦労や辛さや修行ではなく
その先に
楽しく穏やかに自由に生きれる自分があるから
彼女は 今でも少しずつ過去に向合い続けています
楽しく穏やかに自由に生きれる自分になるように

